令和6年度地域脱炭素実現に向けた中核人材の確保・育成委託業務

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第4回 地域脱炭素の具体施策1(Jクレジット、ソーラーシェアリング、生ごみバイオガス)

講座メイン
  • 開催日:9/27(金)
  • 開催時間:13:00-15:10
  • 講師:
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八林公平株式会社エスプールブルードットグリーン

環境省時代にカーボン・オフセットやJ-VER(J-クレジットの前身制度)の仕組みづくりに従事し、その後の北海道下川町時代にはJ-VER創出・販売にも従事しておりました。現職ではJ-クレジットをはじめ国内外カーボン・クレジットの創出支援や仲介事業を手掛けており、各種行政計画を踏まえたJ-クレジット創出の検討アドバイスや、活用企業の目的を踏まえたクレジット種類の選定等も丁寧に実施しております。

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馬上丈司千葉エコ・エネルギー株式会社 代表取締役

千葉エコ・エネルギー株式会社代表取締役。一般社団法人日本PVプランナー協会専務理事。千葉大学人文社会科学研究科公共研究専攻博士後期課程を修了し、地方自治体における再生可能エネルギー政策に関する研究で日本初となる博士(公共学)の学位を授与される。専門はエネルギー政策、公共政策、地域政策、農業政策。2012年10月に大学発ベンチャーとして千葉エコ・エネルギー株式会社を設立、2013年より営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の事業化支援に取り組み、国内外で450件以上のコンサルティング実績を持つ。八千代市環境審議会委員、千葉市地球温暖化対策専門委員会委員。

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山下良平みやま市環境政策課 脱炭素社会推進係

福岡県みやま市は、ゼロウェイスト宣言、ゼロカーボン宣言自治体。2015年度全国発の地域新電力を設立、2018年度にバイオマスセンターを整備し、2015グッドデザイン賞金賞、第7回グッドライフアワード環境大臣賞優秀賞を受賞。2023年度に更なる地域脱炭素の推進のため、地域循環共生圏づくりプラットフォーム構築事業を活用し、市民ワークショップや先進地視察を実施し、本市の将来像を設定。将来像の実現に向けた事業の推進体制を庁内外の関係者と調整中。

講座で学べる知識・スキル

  • Jクレジット制度の概要・導入効果
  • 創出・審査・売却フローの解説
  • 課題・留意点
  • 営農型太陽光発電の制度及び技術の概要
  • 取り組み事例(施策実施した自治体での導入過程、効果)
  • 自治体における取り組み課題と解決策
  • バイオマス事業の概要、事例紹介、適地の見分け方
  • 苦労したこと・乗り越え方
  • 庁内外との合意形成・今後の展望 など

1 J-クレジット(仕組み、審査フロー、売り方のコツについて)

  1. 講師:株式会社エスプールブルードットグリーン 八林公平氏
  2. 内容
    本講座では、Jクレジット制度を解説します。
    Jクレジットは森林管理、省エネや再エネ設備の導入等による温室効果ガスの排出削減・吸収量をクレジットとして認証を受けることにより、販売可能な無形資産とできるため、都市企業への販売により売却益を得たり、地域内取引により地域脱炭素を推進させる仕組みをつくったりすることが可能となる施策です。
    Jクレジットを創出し審査を通過し売却するまでの手続きやポイントについて、参加する自治体職員が自地域で取り入れる場合をイメージできるようステップごとに解説します。
  3. 講座で目指す知識/スキルの習得
    ①Jクレジット制度の概要・導入効果
    ②創出・審査・売却フローの解説
    ③課題・留意点

2 地域脱炭素における営農型太陽光発電の導入(ソーラーシェアリング)

  1. 講師:千葉エコ・エネルギー株式会社 代表取締役 馬上丈司氏
  2. 内容
    本講座では、地域脱炭素に向けた取り組みの一つとして注目を集める営農型太陽光発電について解説します。
    営農型太陽光発電は脱炭素先行地域事業などでも多く取り入れられており、各地域の農業・農村における脱炭素を推進することで食料自給率の向上にも繋がり、都市地域に対する再生可能エネルギー供給を通じて所得の向上や担い手の確保にも繋がる取り組みです。
    実際に取り組みが行われている自治体の事例を多く取り入れ、受講された皆さまが翌日からでも業務に活かし、また長期計画への導入を目指していけるような内容となっています。
  3. 講座で目指す知識/スキルの習得
    ①営農型太陽光発電の制度及び技術の概要
    ②取り組み事例(施策実施した自治体での導入過程、効果)
    ③自治体における取り組み課題と解決策

3 資源循環(生ごみ等の資源化事例紹介)

  1. 講師:みやま市環境政策課 脱炭素社会推進係 山下良平氏
  2. 内容
    本講座では、地域資源を最大限に活用した脱炭素施策として、市内の一般廃棄物を活用した資源循環事例を実際に取り組まれている行政職員の目線で解説する。 生ごみ等の発酵処理による液肥や電力・熱を生み出す事業の基本的知識を事例を通して説明する。
    また、資源循環に根差したまちづくりの意義やバイオマスセンター稼働後の取組拡大に向けた庁内外連携についても、案内する。
  3. 講座で目指す知識/スキルの習得
    ①バイオマス事業の概要・事例紹介・適地の見分け方
    ②苦労したこと・乗り越え方
    ③庁内外との合意形成・今後の展望

講座一覧

  • 第1回 自治体が地域エネルギーに取り組むべき理由
    7/19(金) 13:00~15:15
  • 第2回 実行計画(区域施策編)作成の留意点
    8/1(木) 13:00~15:10
  • 第3回 地域にあった再エネ導入を探る(太陽光、木質バイオマス熱利用、小水力、畜産・農業・水産バイオガス)
    8/21(水) 13:00~15:50
  • 第4回 地域脱炭素の具体施策1(Jクレジット、ソーラーシェアリング、生ごみバイオガス)
    9/27(金) 13:00~15:10
  • 第5回 地域脱炭素の具体施策2―建築物(省エネ診断、断熱改修、ZEB、ZEH)
    10/11(金) 13:00~15:10
  • 第6回 地域脱炭素の具体施策3―交通・まちづくり・レジリエンス
    10/22(火) 13:00~15:10
  • 第7回 官民連携事業について知っておくべきこと
    11/5(火) 13:00~15:10
  • 第8回 地域脱炭素に取り組む自治体による事例紹介
    11/18(月) 13:00~15:15