第2回 実行計画(区域施策編)作成の留意点
- 開催日:8/1(木)
- 開催時間:13:00-15:10
- 講師:
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稲垣憲治一般社団法人ローカルグッド創成支援機構 事務局長
文部科学省、東京都庁を経て、地域脱炭素・地域創生への思いが高じ、2020年から現職。これまで自治体の再エネ普及施策企画、地域新電力の設立・運営などに従事。現在は、地域新電力支援、地域脱炭素支援に全力で取組んでいる。環境省、経産省、4自治体の各種検討会等委員、総務省地域力創造アドバイザー、環境省脱炭素まちづくりアドバイザーなど。著書に「ゼロカーボンシティ」(共著)、「地域新電力」(単著)(ともに学芸出版社)。
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越智雄輝株式会社E-konzal 主任研究員
京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻の修士課程修了。2013年1月より現職。自治体やNPOの方々と共に地域からの脱炭素社会の実現に取組む。自治体の温室効果ガス排出量の算定・分析、排出量の削減に向けた将来シナリオの策定などの実績が豊富にある。AIMモデル(アジア太平洋統合評価モデル)を活用し、国内外の様々な政府、自治体、研究機関と脱炭素シナリオ研究を実施。環境省の「地方公共団体における長期の脱炭素シナリオ作成方法とその実現方策に係る参考資料」を他社と協力して執筆。
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坪本美希瀬戸内市市役所 環境部 生活環境課 主査
岡山県瀬戸内市は太陽光が資源のまち。第2次瀬戸内市環境基本計画(改訂版)において、太陽光発電を軸としたゼロカーボンへの取組を重点施策に位置付けた。その際には、総務省の地域活性化起業人制度を活用し、新たな視点を取り入れた。令和4年に「重点対策加速化事業」、翌年には「脱炭素先行地域」に選定され、脱炭素化の動きを一気に加速。令和5年度に策定した実行計画(区域施策編)では、2040年までのゼロカーボン社会の実現を目指すことを明記した。
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植村信幸岡崎市 ゼロカーボンシティ推進課 係長
愛知県岡崎市は、令和2年2月にゼロカーボンシティを宣言。同年3月に地域新電力である㈱岡崎さくら電力(市51%出資)を設立。令和3年度には庁内組織として部長級以上の職員を委員とするゼロカーボンシティ推進本部を組成し、令和5年3月に地球温暖化対策実行計画の区域施策編、事務事業編を改定した。2030年50%減、2050年カーボンニュートラルの達成を目指している。令和4年11月に第2回目の「脱炭素先行地域」に選定された。
内容
実行計画(区域施策編)の策定について、構成例や策定時のポイント、自治体規模別の事例など、実務ポイントをまじえ解説します。
実行計画策定を経験した自治体職員から経験談や工夫などを交え、実際の実務に役立つ内容としています。
また、計画策定で終わらないために事業に向けた体制構築のポイント、部門別脱炭素施策&今注目の再エネ施策もご紹介します!
講座で学べる知識・スキル
- 多様な施策事例を把握しながら自治体特性に応じたビジョン策定、施策構築の視点を身につけることができます。
- 排出量推計等の考え方、策定時における注意点や実務のポイントが習得できます。 など
1 実行計画(区域施策編)策定の基礎知識~3つの失敗をしないために~
- 講師:一般社団法人ローカルグッド創成支援機構 事務局長 稲垣憲治氏
- 内容
地域脱炭素の実現に向けた具体的第一歩であるエネルギービジョンと具体的施策が持続可能・実現可能であるためには地域特性との合致が重要です。ご自身の地域に合ったビジョン策定・施策構築のヒントとなるよう、自治体規模別の事例・押さえておきたい注意点、ビジョン策定、政策策定の流れ・ポイントについて解説します。
① 自治体の温対法実行計画策定(事例中心に)
② 部門別脱炭素施策&今注目の再エネ施策を一挙紹介
③ 計画作りや検討で終わらないために
2 CO2排出量の推計はこうすればできる
- 講師:株式会社E-konzal 主任研究員 越智雄輝氏
- 内容
・自治体排出カルテなど活用できるデータの見方や、現在のCO2排出量推計の概要や、留意事項。
・脱炭素の計画策定時の長期的視点の必要性や目標設定の方法・実現方策について事例や解説。
3 区域施策編策定事例(人口5万人未満)
- 講師:瀬戸内市市役所 環境部 生活環境課 主査 坪本美希氏
- 内容
・計画づくりの際の留意点(実践で感じたこと、注意したこと)
・国の人材派遣事業を活用してみての留意点など
・庁内連携と地域事業者連携のポイント
4 区域施策編策定事例(人口約40万人)
- 講師:岡崎市 ゼロカーボンシティ推進課 係長 植村信幸氏
- 内容
・計画づくりの際の留意点(実践で感じたこと、注意したこと)
・オンサイトPPAの実践、公用車EVカーシェア等の実践(課題と実務)
・庁内連携と地域事業者連携のポイント
講座一覧
- 第1回 自治体が地域エネルギーに取り組むべき理由
7/19(金) 13:00~15:15 - 第2回 実行計画(区域施策編)作成の留意点
8/1(木) 13:00~15:10 - 第3回 地域にあった再エネ導入を探る(太陽光、木質バイオマス熱利用、小水力、畜産・農業・水産バイオガス)
8/21(水) 13:00~15:50 - 第4回 地域脱炭素の具体施策1(Jクレジット、ソーラーシェアリング、生ごみバイオガス)
9/27(金) 13:00~15:10 - 第5回 地域脱炭素の具体施策2―建築物(省エネ診断、断熱改修、ZEB、ZEH)
10/11(金) 13:00~15:15 - 第6回 地域脱炭素の具体施策3―交通・まちづくり・レジリエンス
10/22(火) 13:00~15:10 - 第7回 官民連携事業について知っておくべきこと
11/5(火) 13:00~15:10 - 第8回 地域脱炭素に取り組む自治体による事例紹介
11/18(月) 13:00~15:15